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光触媒コーティング技術で
ブルネイと共同研究開発のMOAを締結

2014年7月1日

株式会社ピクセラ(本社 : 大阪府大阪市、代表取締役社長 : 藤岡 浩、以下 当社)は、ブルネイ・ダルサラーム国(以下、ブルネイ)政府より研究開発予算(総事業費 約3億円)の承認を得て、ブルネイ経済開発委員会(BEDB)およびブルネイ大学(UBD)と当社の間で、フッ素樹脂と光触媒コーティング技術を用いた塗料の共同研究開発に関する基本契約書(MOA)を締結したことをお知らせします。

概要

当社の光触媒技術を活かし、現在ブルネイが目指している石油・天然ガス産業以外の産業の多様化および雇用創出の一環として、現地で共同研究開発を行うMOAとなります。本共同研究で光触媒コーティング技術を発展させ、ブルネイ政府および現地事業者との協力のもと、地理的にASEANの中心に位置し、対外貿易において関税障壁の影響の少ないブルネイを起点として、近隣ASEAN諸国並びに中東イスラム圏への販売網の構築とASEANでの事業化を目指します。

共同研究と製品化について

ブルネイは、その豊富な天然資源によって世界有数の所得水準を誇っている反面、経済の石油と天然ガスへの過度の依存が問題とされ、将来の資源枯渇に備え、天然資源の有効活用や省エネルギーについての積極的な取り組みや、資源の一極依存からの脱却を図る下流産業や新エネルギー開発などの非石油・天然ガス産業の多様化を推進しています。

そのような状況のもと、当社は2013年よりブルネイ政府にフッ素樹脂と光触媒コーティング技術を用いた塗料の共同研究開発に向けた提案を行い、2014年2月にブルネイ政府閣僚らで構成される審査委員会での案件採択を経て契約交渉を行ってきました。

今回、当社は新たにブルネイ支店を設立し、UBDと合同で光触媒塗料を用いて、熱帯雨林気候特有の高温多湿のもと、日射の強いブルネイにおける住宅・ビルの外壁や屋根の高日射反射率を長期間持続させ、建物内の温度上昇を抑制することで空調の稼働率を下げることによる建物内で使用する電力量の削減の実証および研究開発を行います。

また、これまで日本国内で普及させてきた光触媒コーティング技術を活用し、ブルネイはもとより、インドネシア、マレーシアなどを含む近隣の天然資源産出国において、石油・天然ガスプラントおよびその関連資機材向け塗料の製品化の検討も行います。

今回の共同研究開発を通じてブルネイにとって新たな産業と雇用を創出でき、新産業分野への参入が期待できることで、当社はブルネイ政府および現地事業者とASEAN並びに中東イスラム圏における共同事業モデルを構築し、グローバルでの新たな省エネ事業の確立を目指します。

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